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2024.01.27

相続手続きにも色々あるが、保険にも時効があるんや。

 住宅ローンを組んでおられる方は必見です。

 

一生に一度の大きなお買い物である我が家ですが

ほとんどの方は住宅ローンを組んで

20年とか30年にわたって

毎月返済されていると思います。

 

その際、

団体信用生命保険へ加入されていると思います。

一部健康上の問題で加入できなかったり

平成29年以前のフラット35でのローンの場合

加入されてない方もおられるかもしれません。

 

この通称団信ですが

最大の特徴は

契約者(多くの場合にご主人)が亡くなるか

または高度障害状態になった時に

後のローン残高を支払わなくても良いんでしたね。

 

銀行へのローン支払いが亡くなったわけではなくて

保険会社が

遺族の方に代わって

ローン残高を支払ってくれるわけです。

 

前置きが長くなりました。

ここからが本題です。

 

ご主人が亡くなっても

遺族が何も手続きをしなければ

保険会社は

あなたのご主人が亡くなったことを

分からないんですよ。

 

分からないわけですから

亡くなった後も

銀行も通帳から毎月ローンの引落しを続けます。

 

団信契約を忘れていたり

団信契約の意味を知らなかったり

どこの通帳から引き落とされているか知らなかったり

そしてその通帳には残高が多く残っていれば

何年にも渡って

ローンは引き落とされ続けます。

 

そして時は流れ

3年が過ぎた頃

友人のご主人が交通事故で亡くなり

団信契約していたから以後のローン支払いがなくなりホッとした。」

という話を聞きます。

 

あわてて

手続きをしようと連絡を入れましたが

手遅れでした。

 

団信に限らずなんですが

生命保険の請求には時効があるんですね。

 

生命保険にも法律があって

生命保険法95条に

「請求する権利を3年間行なわないときは、時効によって消滅する。」

とあります。

 

大切な人がなくなった時には

悲しんでばかりもいられなくて

色々な手続きがあります。

 

これらの手続きは

「うっかりしてました、だから何とかしてよ。」

では、通用しないんです。

 

相続手続きで何をしなければいいのか分からない。

そんな時は

相続相談の専門家に相談してくださいね。

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この記事を書いた人

たつみ相続相談オフィス/辰井博

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