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2024.06.21

自宅介護で疲弊する前に

 

親が認知症になっても、かけがえのない母だからできるだけ自宅で介護をしてあげたい。

ご主人の義母さんが認知症になったら、ある程度は看てあげたいけど自分で排泄ができなくなったら施設に入ってほしい。

良いとか悪いではなく、みなさんそれぞれに事情と感情がありご自身の生活もあります。

認知症の場合にはその原因部位や状態により、さまざな症状がでるので一括にはできませんが、目安として介護3になればご家族で看るのは精神的にも肉体的にもつらくなってきます。

もしものときに備えて老人ホームの情報を知っておきましょう。

内部設備のことは見学をして説明を受ければおおよそはわかります。

介護人の方の入所者(あなたのお母さん)への対応は、正直なところ入所してみないとわからないと思っておいたほうがいいです。

外から見るのと、中で生活するのとは大違いなんてことは世の中ザラにある話です。

参考になるとすれば

従業員の離職率がわかれば一つの目安になります。

介護人の方が気持ちよく働ける(離職率が低い)環境であって初めて入所者に優しく接することができます。(トップの方の理念が素晴らしくても、従業員に浸透していないケースは山ほどあります。)

もう一つ

退所者(入所者が、死亡以外でその施設を退所する人数)も知りたいですね。

それと、気になるのはお金ですよね。

いったい毎月いくらくらい必要なんでしょうか?

生活保護の人も入所できる施設:18〜19万/月

少し快適な施設:20〜23万/月

ある程度快適な施設:25万以上/月

ネット上でもっと低価格の所でも、実際には必要な総額だと思ってください。

あとは、入所時に数百万円〜数千万円必要です。

これについては、5年以内に早期退所されたりお亡くなりになれば、いくらかは返金される場合もあります。

(注:これらの金額は地域差があります。)

他に

特別養護老人ホーム、サポート付き高齢者住宅、ケアハウスなども検討しましょう。

あなた自身がもし引っ越しをされる場合には、自分一人で探すよりも不動産業者に相談されることが多いと思います。

施設探しも、ネット情報だけで一人で探すよりも、専門家に相談される方が安心です。高齢者が増えていることで、色々な形態の施設ができており個人の情報だけで良い施設を見つけることは難しくなっています。

まとめ:専門家とは、税理士や弁護士などではなく、その地域で老人ホームを斡旋してくれるお仕事をされている人。必要になってからでは遅いです。介護1になったら家族で相談し、探し始めましょう。

この記事を書いた人

たつみ相続相談オフィス/辰巳博

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