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2024.12.10
相続対策における行動心理とタイミングについて
私たちの行動って2つしかないのはご存知でしたか?
「する」か「しない」
これしかないんですよね。
するにしろ、しないにしろ、行動以前の気持ちにはもう2つあります。
1.「するか、しないか迷っている」
2.「そのことを考えない」
でも、迷っている間は「やらないで」しょうし、考えないのも「やらない」ってことを選んでるんですね。
相続対策についてはどうでしょうか?
「する」か「しない」かの選択ではなくて、「いつするか」しか選択肢はないんです。
その理由は、相続はすべての人に起こるからです。
相続というのは、自分を含めた身近な人が亡くなるということと同義です。だから考えたくないというお気持ちはわかります。
相続というのは、自分の財産と想いを身近な人に引き継ぐことです。財産が多いとか少ないとかの話ではありません。
「私は財産が少ないからわが家に相続問題は関係がないわ」とおっしゃる人の財産は、例えば持ち家1軒と預貯金100万円、それにビンテージカーが一台。
子どもが二人いて、二人とも家も車も相続したいと思っている。
さぁ、どうやって分けますか?
相続対策は「する」か「しない」かではなく、「いつする?」かしかありません。
「いつ」を決めないうちは、「しない」を決めているのと同じなので、あなたがが亡くなった時に、お子様二人が家の取り合いでもめてしまうかもしれません。
そうなると、どんな決着になろうとも兄弟の仲が元に戻ることはありません。
「いつする?」かは、それはあなたのタイミングで決めてはいけません。ご自身のタイミングなんて関係がないからです。
最良のタイミングがあるとすれば、このブログを読んでいただいている今がそのタイミングです。
なぜなら、相続対策に関心を持っていただいているからです。
「親にどう切り出せばいいかわからない?」
大丈夫です。切り出しやすい資料を用意します。そこには事前にあなたとヒアリングをして、あなたのご家族だけのオリジナルの問題点を明確にしてあります。
日頃から考えていないことはイメージできませんが、問題点などが明確であればイメージしやすく一歩前に踏み出すことができるからです。
親世代は、あなたよりも残された人生が短い場合が多く、その限られた時間を心置きなく生ききってもらうことは最大の親孝行だと強く信じています。
この記事を書いた人
たつみ相続相談オフィス/辰巳博
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